皆さんも画像生成モデルのMidjourneyを使いましたか?Midjourneyは、入力したテキストを理解して、そのテキストに基づいて適切な画像を生成してくれるので、非常に便利です。本文では、Midjourneyのプロンプトの書き方を皆さんに紹介します。よりよいMidjourneyのプロンプトを書けると、より高精度で理想的な画像を生成することができます。

Midjourneyとは

Midjourney(ミッドジャーニー)は、テキストの説明文から画像を作成する独自の人工知能プログラムであり、また同プログラムを開発している独立した研究所の名称でもあります。MidJourneyに画像の記述を与えると、MidJourneyは記述文を理解して、それに基づいて常に1分間以内に、適切な写真を生成してくれます。そこで、MidJourneyがリリースされて以来、たくさんのユーザーに利用されています。

Midjourneyの利用方法は?

Midjourneyはアプリケーションではないので、Midjourneyを利用するには、Discordのコミュニティに加入する必要があります。当該コミュニティに参加すると、「/imagine [prompt]」を入力することで、Midjourneyを利用し始めます。

Midjourneyの利用を開始するには、次のリンクをクリックしてDiscordのMidjourneyコミュニティにアクセスしましょう。

https://discord.com/invite/midjourney

DiscordのMidjourneyコミュニティ

Midjourneyのプロンプトとは

簡単に言うと、Midjourneyのプロンプト(Prompt)とは、Midjourneyに与える写真の説明文です。必要な写真を適切に説明して、その説明文をMidjourneyに与える場合のみ、Midjourneyが写真を生成してくれます。そこで、理想的な写真を生成するには、Midjourneyのプロンプトの書き方を知っておくひつようがありますでしょう。この記事は、AIドローイングにおいてMidJourneyを使用する際のPrompt文の書き方を紹介します。

MidJourneyプロンプトの構成

基本的なプロンプト(Prompt)の書き方は、一般的には、3つの部分によって構成されています:Image Prompts、Text PromptとParameters。次は、この3つの要素を詳しく解説します。

画像のヒント(Image Prompts)

最終的な画像の結果のスタイルや内容を影響する画像のURLです。指定された画像のURLを基に画像を生成します。複数の画像を使用することもできます。

写真のURL:ヒントに利用したい画像を追加するために、その写真のURLには、拡張子は.png、.gif、または.jpgである必要があります。

テキストのヒント(Text Prompts)

これは最も基本的で必要不可欠な部分であり、生成したい画像の様子をテキストで説明します。

テキストプロンプトを非常に複雑にする必要はありません。画像の特徴を説明するために、キーワードを使って説明したほうが理想的です。また、コンマ、括弧、ハイフンなどを使うこともできます。特定のキーワードを除外したい場合は、「no red」ではなく、「-no red」を使用してください。

よく使用される説明

MidJourneyは現在、英語の説明文のみに対応できるので、次は、英語と日本語の説明文を一緒に解説します。

  • 主題:person, animal, character, location, object(人、動物、キャラクター、場所、オブジェクト)
  • メディア:photo, painting, illustration, sculpture, doodle, tapestry(写真、絵画、イラスト、彫刻、落書き、タペストリー)
  • 環境:indoors, outdoors, on the moon, in Narnia, underwater, the Emerald City(室内、屋外、月面、ナルニア、水中、エメラルドシティ)
  • 照明:(soft, ambient, overcast, neon, studio) lights(柔らかい、環境、曇り、ネオン、スタジオ)の光
  • 色:vibrant, muted, bright, monochromatic, colorful, black and white, pastel(活気のある、控えめな、明るい、モノクロ、カラフル、白黒、パステル)
  • ムード:sedate, calm, raucous, energetic(穏やか、落ち着いた、騒々しい、活力のある)
  • 構図:portrait, headshot, closeup, birds-eye view(肖像、ヘッドショット、クローズアップ、鳥瞰図)

パラメータ(Parameters)

画像生成方法を変更するためのパラメータです。例えば:アスペクト比、使用したい生成モデル、拡大器などが含まれます。

Midjourneyでは、以下のパラメータを設定することができます:

  • –aspect 3:2 または –ar 1:1:画像の縦横比を変更します。
  • –chaos (0-100):生成結果の多様性を変更します。高い値は高いランダム性を、低い値はより安定した結果を示します。
  • –quality <.25, .5, 1, 2> または –q <.25, .5, 1, 2>:レンダリングの品質にかける時間を調整します。デフォルト値は1で、値が高いほど細部がより多く生成されます。
  • –seed (0-42949967295):ランダムシード番号を指定します。絵文字をクリックし、envelopeと入力するとseedの値が表示されます。
  • –stop (0-100):画像生成の結果を制御します。より早い生成はよりぼやけており、より遅い生成は制度が高くなります。
  • –style <4a, 4b, 4c>:デフォルトは4cバージョンで、4aと4bは1:1、2:3、3:2のアスペクト比のみサポートしており、4cは1:2および2:1の縦横比もサポートしています。
  • –stylize <number> または –s <number>:Midjourneyのデフォルトのスタイルの強度を決定します。
  • –title:壁紙やテクスチャに適した、パターンの繰り返しを作成します。
  • –video:画像の生成プロセスをビデオとして出力します。envelopeでリンクを表示できます。
  • –niji:アニメ風に使用します。
  • –hd:以前の代替モデルを使用して、より大きく、より一貫性のない画像を生成します。抽象的なものや風景に適しています。
  • –test:Midjourneyの特別なテストモードを使用します。
  • –testp:Midjourneyの特別な撮影に重点を置くテストモデルを使用します。
  • –version:以前のバージョンのMidjourneyアルゴリズムを使用します。
  • –iw (-10,000-10,000):以前のMidjourneyモデルバージョンでは、画像の重みを調整するためのパラメータで、画像のURLとテキストの重要性を調整します。デフォルト値は0.25です。
  • :::パラメータを追加するためにコロンを使用します。例えば、”hot dog”はホットドッグを表し、”hot:: dog”は(hot、dog)(熱い、犬)を表します。

MidJourneyのプロンプトを書くヒント

この部分では、適切な写真を生成するために、Midjourneyのプロンプトを書く方法を皆さんに紹介します。それでは、どのような写真を生成しても、通用できるMidJourneyのプロンプトがありますか?一般的には次の万能な式を使用すると、どのような写真を生成して役に立ちます。

一般的には、「写真の主役+主役の特徴+主役の行動+芸術形式+光のエフェクト+色彩スタイル+視点の角度+画像のサイトとアスペクト比+利用するモデル」のように、プロンプトを書くと、理想的な写真を生成することができます。

次は、上記の式の具体的な構成部分を詳しく説明します。

写真の主役

  • 人物:Young male(若い男性)、old uncle(おじいさん)
  • 動物:pangolin(ツチノコ)、tiger(トラ)、eagle(ワシ)
  • 建物:bridge(橋)、church(教会)、temple(寺院)

主役の特徴

full body(全身)、handsome(ハンサム)、cute(可愛い)、adorable(かわいらしい)

主角の行動

ここで、”主役 as 行動” の形式で表現したほうがいいです。例えば、”Tiger as at work”(トラが仕事中)

芸術形式

isometric anime(等角アニメ)、coloring book(塗り絵ブック)、double exposure(ダブル露光)、diagrammatic drawing(図解の描画)

光のエフェクト

Spotlight(スポットライト)、Floodlight(フラッドライト)、Halfrear Lighting(ハーフリアライティング)

色彩スタイル

warm color(温かみのある色)、cold color(冷たい色)、High saturation(高彩度)、Highbrightness(高輝度)

視点角度

Top-View(俯瞰)、Side-View(横から見た視点)、first perspective(一人称視点)、Closeup(クローズアップ)

画像サイズとアスペクト比

パラメータを設定する –ar N:N で指定します。例えば、–ar3:4

利用モデル

パラメータ –vn(nは数字)を使用します。現在のMidjourneyには1〜5のモデルとNijiの6つのモデルがあります。